2022年4月に無事留学先ラボへのプレゼンが終わり、無事受け入れOKとの返事が!!実際の受け入れはラボのメンバーの交代がある冬〜春になる模様、とのこと。待っていると9月末日に12月に来て欲しい、と連絡が。もう年明けかな、と思っており少し気持ちの準備はしていたものの、具体的な準備はあまり進んでいなかった状況で、急いで準備に取り掛かることになりました。
DS2019って何?
ラボの受け入れが決まり、先方の希望が12月に来て欲しい、とのことでその連絡が来たのが9月末、現実的には2ヶ月くらいの期間(10月、11月)で準備をせねばということで先輩に相談しながら準備をすることになりました。まず肝心なビザ申請に必要なDS2019を手に入れないといけません。これは、留学先のラボが用意してくれる、というものですがかなり重要かつオフィシャルな書類で、受け入れ先のラボが独自に、というのではなく受け入れ先の大学であったり研究所、病院などの事務部門で正式に用意される書類なんですね(実際きてみるとレターサイズの紙1枚ではあるんですが)。
これを受け取るために数多くのステップが必要でした。ちなみに、私の申請するビザはJ-1ビザでした。申請するビザにより、その後の手続きが違ったりするようなので、米国大使館のHP、ビザ申請のTOPページのLINKを以下に用意しておきますのでご確認ください。
留学先へのパスポートのコピーなどの提出、留学期間についてや財務関係証明書、家族のパスポート関係、あとはそのあと申請するビザ関連の手続きのための申請と支払いなど、たくさんありました。
他、施設ごとに若干違いはあると思うのですが各施設にDS2019申請のためのフォーマットなどがありそれをいろいろ記載します。ネットでできるのですが、いくつか書類を実際に送らないといけないものもありました。私の犯罪歴などを調査することについての同意をする、ということを証明する公証=Notaryが必要となりました。公証人の目の前で自身がサインし、それを見届けた公証人がサインする、という手続きになります。多くの大事な契約などのサインがこれで行われるようですね。これは後でわかりますが、留学先によっては不要のようでした。
私の場合、一通り手続き書類や送付の手数料、送料など支払ってDS2019を待っているときに「公証の必要な書類を送らないと、手続き進みませんよ」と通達がきました!!かなり驚いたのですが迷惑メールに紛れ、手続きがぽっかり抜けてしまっておりました。この時点で11月初旬、12月に間に合うのか、不安になりました。というか諦めそうになりました。多くの先輩方が言うには、手続きが完了してから2-3ヶ月かかることもあるし、大使館の予約は2-3週かかるぞ、と。後述しますが、DS2019来てからビザ発給までまだまだ道のりがあるんですね。
Notary=公証、日本ではあまり馴染みがないですが、米国ではよくある?
Notary(公証)に関しては日本だとあまり馴染みがなく、私も40年近く生きてきて初めての事案でした。先述の記事に登場したA先生に相談するも、A先生の施設では要求されなかったとのこと。他科で行っていた先生に相談すると、都内の公証人役場に行って貰ったとのこと。国外の相手先とやりとりする場合には外務省の公印の入ったアポスティーユという印が必要な場合もある、と。(それで他科の先輩方は都内に行っていたようですね。都内なら即日交付ということです。情報はご確認ください。)
相手先のメールを見ると、「アメリカ国外の方はそれぞれの地元で公証を貰えばよい」というような記載がありましたので、市内にある公証人役場を検索、市役所の近くで、意外と近くにありました!大学の勤務を少し抜けて、急いで公証人役場に行ってみると、お昼休憩とのこと。公証人は市内に2名いて、その2名が公証をする役割なんですね。(知らなかった、公証人という職業。ちょっとどんなものか興味湧きますね。おそらく相当レアなジョブでは?たまねぎ剣士を思い出します。)また、予約が必要ですよ、英文なら、訳文も必要ですよ、とのこと。もう11月で日がないこともあり、なんとかなりませんか!!とお願いし、当日に会ってもらえることになりました。大急ぎで大学に戻り、訳文を用意し再び公証人役場へ。
初めての経験、公証人の前でサインを経験しました。留学する旨などお伝えし、どういった経緯なのか、など説明し、公証人の方の前でサインをしました。大好きなJET STREAMのボールペンです。緊張しつつ英字でサイン、普段はサラサラなインクなのに普段よりサラサラとサインはできませんでした。公証人の方もやや緊張した面持ちでサインしてくれました。なんか独特な万年筆とも違うペンでした。私は筆記具に興味がある方なので気になったんですが初対面で公証人の方にそんなこと聞けないなと思い、諦めました。そんな形で無事公証人の前でサインすることができ、公証人のサインも入り公証の印も押された書類が手に入りました。手数料はそれなりにしました!!
公証の入った書類を郵送せよ!!
公証の入った書類を手に入れましたが原本を郵送せよ、という指示がありました。他は大体PDF化してWeb送信でOKでしたが、これだけ郵送でした。これまた急いで郵便局のHPを検索、どうやら、欧米への手紙の送付にはWebで宛先を記入し、印刷ないしバーコードが必要とのこと。
これまた大急ぎで作成し、国際郵便で送付することにしました。EMSという比較的早く到着するサービスを用いても数日はかかりそうな様相でした。念の為PDFでも相手方に送ることにして、EMSで原本を郵送することにしました。
EMSについては、郵便局にも専用のレターケースが売ってましたが、既存の書類封筒を補強して送りました。他、民間のサービスもあるのでしょうけど、郵便局が安心かな、ということで利用しました。
到着してそれからまた結構待つのか、と12月に行くことはもう無理かな、と思っていた矢先、PDF送った翌日に「あなたのところにDS2019送りましたので、到着したら確認してください」とメールが!!それから数日でDS2019が大学に到着しました。
DS2019到着!!
すごい書類なのかな?とワクワクしながらFEDexの封筒を開けましたが、以外と普通なレターサイズの書類が4枚入ってました。それに加えて、ビザ取得と取得後入国してからの指示がありました。こんな感じなんだ、とちょっと意外な感じです。ただ、このDS2019はパスポートや命くらい留学生には重要なアイテムのようですのでしっかり保管しておくのが重要です。
DS2019をみると、Sign Here!の付箋が。親切な事務の方だな、と思いつつみてみますと家族4人分、全部サインせよ、と記載が。子供はまだ小さいのでサインできないし、誰がするのかな?と思いここでも先輩方に聞いてみると、みなさん言うことが違いました!私はJ-1ビザ申請者で、家族はJ-2となるのですが、全部J-1申請者が書いた、という先生もいれば本人が書いた、という先生もおり、うーん、ということでひとまず妻は自分で記入、子供は私が書きました。
(留学後のオリエンテーションで答えが判明、J-2の書類は子供の分は子供のサインを親がしてよく、基本は本人のサインを、とのことでした。ひとまずビザ申請にまったく影響はありませんでした。)
これでDS2019が手に入り、いよいよビザ申請のため大使館への手続き、予約などに入ります。
To Be Continued!! 留学準備(3)米国大使館編へ続きます!!
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