生活セットアップ(4)「運転免許取得へ!!MA州 Road Testを受ける!!」

ボストン生活

SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を入手し、仮免許(Learner’s Permit)を取得、免許取得に向け動いておりましたがいよいよ路上試験となりました。どのような雰囲気の試験なのか、仮免許取得後からの経緯をレポートします!果たして合格出来るのか!?

仮免許(Learner’s Permit)取得後、路上試験を予約!!

無事に仮免許を取得することができ、本試験である路上試験を受けてパスすると免許をもらうことが出来ます!仮免許取得までの経緯は、以前の記事、生活セットアップ(3)を参照してください!!

生活セットアップ(3)自動車運転仮免許、Learner’s Permitを手に入れる!

路上試験は、主に2パターンの道があるようです。

① 自動車教習所(Drinving School)で路上試験を予約

② RMVサイトから自身で予約

になります。

②のパターンでの路上試験には自身で試験用の車の用意が必要であること、スポンサーといって試験を承認する人を用意しないといけないということで、日本人ポスドクの多くの方は②のRMVに直接予約、という方法は選択していないようです。

私は①の方法を選択することとしました。教習所で予約することで車の用意、スポンサーの用意もしてもらうことが出来ます。直接受けることよりも合格率が高いという噂もあるようです。Brookline Driving Schoolで予約することにしました。

インターネットのサイトから自身のアカウントを作成することができ、支払いなどもカードで支払うことが出来ます。ただ、Road Testについては電話するような仕組みになっています。なぜなのかわからないんですが、電話をする必要があります。また、Road Test($140)と一緒にDriving Lesson($60)をセットで予約するコースもあります。普通に合算で$200です。レッスンを同時に受ける方が合格しやすい、という噂もあるようです。私は日本で長期に運転していましたが、海外での運転歴もなかったですし、セットのコースでお願いすることにしてみました。

私の英語力ですと対面での会話、交渉などもハードル高い感じなのですがさらに電話、というのは非常にしんどいイベントでありました。ただ、電話の方は女性の方でとてもわかりやすく発音、説明してくれたのでストレスなく予約を取ることができました。おそらく意識的にわかりやすくしてくれている感じがしました!よかったです。予約は1-2ヶ月先になることがザラのようです。国際免許があれば発行後1年は国際免許で大丈夫のようですが、ギリギリになってしまうと大変かもしれませんので早めに準備するのがよいかもしれません。

ひとまず、なんとか電話で路上試験の予約と1週前の講習を予約できました。

1週間前に講習を受けに行く!

路上試験も路上講習も同じ場所に集合することになっているようです。場所はBrookline Highschool前のグラウンド(運動場)脇の道路です。以下の地図を参考にしてください。地下鉄で行く場合はGreen LineRiverside行きの路線、Brookline Hills駅で降りるとすぐです。目の前です(Brookline Village駅も隣にあるのでお間違いの無いように)。

BHS周辺の地図になります。集合場所には青いポストがあるのが目印ですかね。

講習、路上試験ともに直前にメールが来て、住所なども送られてきます。とにかく遅れるとまずい、ということでしょうか、講習については数日前から直前まで何回かメールがきました。

11時からの講習でしたが、少し早めに着いてしまい、10時半くらいから待っておりました。同時に路上試験もやっており、7-8人くらいの人が並んでいて、3台の車で試験しているようでした。「あなたも路上試験ですか?」と聞かれ「路上講習で来ました」と言うと「それはだいぶ早いな、コーヒー飲んできたら!?」と言われました。真面目にコーヒーの店あるか調べましたが周りにあまりお店ない区域で、渋々寒い中待ちました。冬は暖かくしていくのがよいかと思います。路上試験どんな感じかな、と見ておりましたがニコニコ降りてきたらだいたい受かっていました。7-8人受けていて、3人が落ちていました。1人はだいぶ凹んでいて、運転のコツを係の人にレクチャーされていました。結構落ちるものなのか、と少し心配になりました。

11時ちょうどになったところで先ほどの仕切り担当の結構よく喋るおじさんが「今車が来たから、青い服の人がお前の講師だ!行ってくれ!」と。向かって行ってみると「俺、ここの住人だよ、ハハハ!!」と言われました。戻ってきてみたら「すまんすまん、似ていたから間違えちゃった!」と。すると教習車と思しき車に乗って講師の方が来ました。多少似ているのかな?と思ったら全然似ていませんでした

担当の講師の方は恰幅のよいおじさんで、非常に丁寧な方でした。出発地点からしばらく運転して、パラレルパーキング、3ポイントターン、坂道駐車の決まりなど、多くの必須項目のレクチャーがありました。日本と違う部分は少ないですがハンドシグナル(後述)が必ず聞かれるようです。1時間の講習のあと、大きな通りに向かって出発し、ここに停めてくれ、と言われ着いたのがBrookline Driving Schoolでした。ここで解散し、せっかくBrooklineまで来たから、と日本スーパーマルイチによって帰りました。最後に、「自分、大丈夫っすかね?」みたいに聞いたら「Sure!!」と言ってくれたのでよかったです。

いよいよ路上試験へ!!

路上講習の1週間後、路上試験となりました。講習のときに早く着きすぎてしまったこともありましたので、集合20分前につきました。すると、15人ほどすでに列が出来ていました。1時間前のグループの人、2時間前のグループの人も混ざっているみたいで、集合時間は多少ラフな感じなんでしょうか。

持参すべきものとしては、①路上試験申込書、②仮免許、になります。印刷して持っていきました。RMVのサイトから印刷出来ます。

以下がRoad Testの流れになります。

①乗車、申し込み書と仮免許を試験官に渡す。

②シートポジションの調節、ミラーの調節、シートベルト装着

③試験官の指示で発進

④路上試験

⑤停車、試験結果を聞いて仮免許を受け取る

となります。以下、それぞれについて詳細を記載していきます。ブログやウェブで一般的に言われているヤマ的な部分、私が1週間前の講習で聞いたことを中心にまとめます。

①乗車、申し込み書と仮免許を試験官に渡す。

乗車前、待っている間に路上試験の受付係の方がレクチャーをしてくれました。今回の試験のヤマ的な部分でしょうか、いくつか説明されていました。①緊張しないこと、リラックスするように!②停止線前で完全停止すること!T字路進入前に必ず停止すること!動き出す前、駐車時、3ポイントターン時に後方の確認をすること!④縁石(Curb)に当たると一発でアウトだ!!をおっしゃっておりました。ちょうどその話をし終わった際、一般の方が近くに路上駐車して2回縁石に当てて「She failed!!」とジョークを言ってました。ぶつけた方も「テストじゃないから、いいのよ!!試験では当てないわ!!」と言ってました。朗らかな雰囲気です。

並んでいる時、前の方と話をして待っていました。NYから来た洗練された感じの女性でした。「NYは車いらないし、乗ってなかったから不安だわ。3回目なの…」と。そんなにHARDな試験なんですか!?と不安になりました。その前のカップルの方もノリノリでイメージとレーニングしていましたが、降りてきたら蒼白になっていて「I failed….」と思いっきり凹んでいました。2台で試験していましたので、私はその車に乗ることになりました。果たしてどうなるのか、不安でした。

②シートポジションの調節、ミラーの調節、シートベルト装着

前の人が終わり、出てきますと「次のひとどうぞ!」的に仕切りの方が指示してくれました。ドアを開け、緊張しつつ試験官の人に挨拶をして、申込書、仮免許を渡しました。あまり口数の多い方ではなかったです。書類を見ている間、シートの調節、ミラーの調節をしておりました。すると「ハンドシグナルを見せてください」と。

1週前の講習の際に聞いていたのが、STOPサインがSLOW DOWN+STOPであるというのが大事、と言っておりました。なのでそれぞれを示すときに忘れずに言うようにしました。また、手のひらを後続車に見えるような向きにするのも忘れずに、とのことでした。
また、Hand signalを出す前、窓を全開にする、手を出す前に後方、死角を確認するというのが大事とも言っておりました。後方、死角の確認は多少アピールするくらいするのが良いのかなと思います!

ドライバーを後ろから見た図です。MA州Driver’s Manualから転載です。

あと、講習の際には車の運転席の動作部位を英語で確認されました。日本語ー英語です。初耳!というものもありました。場合により聞かれることがあるようですね。

  • ウインカー →  Blinker
  • ワイパー →  Wiper
  • ハザードランプ →  Hazard lights、Hazard lamp、(Emergency lamp 講習の時こう聞こえたような、、、すいません、ご確認ください!!)
  • くもり除去、霜取り →  Defroster、Defogger
  • サイドブレーキ →  Parking brake、Hand brake、Emergency brake
  • アクセル → Gas pedal (タッチするように操作するんだ!!って言ってました。)

 

③試験官の指示で発進

ハンドシグナルの関門を突破しまして、発進の指示がありました。この際には後方確認をするのが大事のようです。チラ見ではなく、体を捻る感じで後ろを見るのが大事のようです!!

④路上試験

私の体験したコースを地図に書いてみました。参考にしてください。必ずこの順番、このルート、というのではないようで、もう一台は試験中見かけませんでした。でも、およそこの近所をぐるっと回る、5-10分で終わるコースのようですね。

講習の際に注意するよう言われたポイントは緑の背景でわかりやすくしてみました。

①から⑤に関門的なものがあるのだと思います。以下、説明していきます!実際は順不同のようですね。

①STOPサインで一時停止、右折!!

スタートしてすぐ、STOPサインがあり、横断歩道があります。アメリカの横断歩道はレインボーカラーだったりします。

停止線手前、STOPサインで必ず完全停車、歩行者がいないのを確認して交差点に少し進入、再度止まってLeft-Right-Leftで車の来ないことを確認、発進!が大事とのこと。
② 3 points turnと坂道停車の質問
しばらく進むと、左折を指示されて、小道に入りました。少し進むとすぐ「右側のあの車の後ろで停車してください」と言われます。停車=pull overですので、覚えておいて下さい。
停車した後、坂道停車の質問がありました。「下り坂(Downhill)で縁石(Curb)ありの場合はどうしますか?」と。以下、MA州Driver’s manualより転載です。参考にしてください。
Uphill(上り坂)でwith curb(縁石あり)はに切ってパーキングに入れパーキングブレーキを引く、他のパターンは全てに切ってパーキングに入れパーキングブレーキを引くことになります。覚えやすいですね。

参考文献;MA州 ドライバーズマニュアル です。

坂道ではないのですが、これは聞かれるのみでした。4つ全部聞かれるのではなく、一つのみ聞かれました。その後、「ここで3ポイントターンしてください」と。聞き慣れない3 points turnですが、端的に言いますと転回して反対車線に出るのを1回の切り返しで行う動作、になります。
まず右車線から左車線に向かって前進し左に切り替えしますが、この際に前後のチェックを必ずするのが大事で、その後、バックにシフトを入れ切り返しますが、この際にバックする前にまた後方確認することバックで進む際に右手を助手席において、ぐいっと後ろを見ながらバックするのが大事のようです。
全てのバックの動作で上記の動作が大事、と聞きました。リアカメラに慣れてしまった方が多いと思いますので慣れませんね。
③ Parallel parking
日本でいう縦列駐車になります。都心などで生活されている方は慣れているんでしょうか?私は日本の中でも田舎に生まれ田舎に育ち田舎で暮らす一市民でしたので縦列駐車は普段しておりませんでした。教習所ではやった覚えがありますね。
教えてくれた先生の話では、どんなやり方でもよいので、目印を決めてやるといいよ、とのことでした。慣れていない方は講習1時間でいいので受けておくと安心かもしれません。
講習の際、Parallel parkingの時、右側にBlinkerを出しながら行うよう言われたように思っていたので、右側にBlinkerを入れ、始めましたが試験官の方がHazardを押しました。無言で。うわ、やってしまったのかな、これは!?とドキドキしましたが平静を装い、進めました。どっちなんでしょうか。皆様、受ける前に可能なら確認してみてください。
縦列駐車といっても、キツキツな2台の間、ではなく、1台が停車していて、その後方で結構なスペースがあるところで指示されるようです。安心ですね。ただ、縁石Curbにぶつけてしまう、擦ってしまうと一発アウトのようです。また、縁石からの停車距離は30センチ以内が目安のようです。また、縁石にそってまっすぐなのも重要と言ってましたね。サイドミラーをパラレルパーキング前に調整し、見ながら微調整できるようにしておくとよいです。カメラに慣れてしまうと、これもまた新鮮でした。
私は停車後、「バックに少し進んでください」の指示があり、Curbに気をつけて少し(車2台分くらい?)進むと「OK、Stop」となりました。
バック中にハンドルを切ってしまってCurbにぶつけることがあるようです。注意してください。
④ T字路、左に曲がってすぐ右へ かならず一時停止をしっかりと!!
Parallel parkingが済むと少し安心してしまいますね。でも一時停止の場所が2箇所残っておりました。T字路は完全停止の一時停止が必要です。注意してください。普通の走行中もCurbにぶつけないようにね、と言われましたがそれは大丈夫でしょうか。
⑤ 最後のT字路、右に曲がってまっすぐ、ゴール地点は青いPostの近く!!
またT字路があり、最初の道に戻ってきました。ここもきちんと一時停止を守りましょう。少し進みますと最初のスタート地点が見えてきます。右側に寄せ、青いポストの近くで停止するように指示があり、停止して終了になりました。

⑤停車、試験結果を聞いて仮免許を受け取る

パラレルパーキングの時のハザードボタンの一件があったので、これはもしや、、と思っていましたがあっさりPassの記載をもらい、仮免許にサインをしてくれました。「Conglaturation」とボソッと言ってもらい、無事合格で終わりました。良かったです。申込書はそのまま試験官の方に渡して手続きに回るのでしょうか。仮免許はサインされたものは本免許の代わりになるようですね。

終わると、取り仕切っていた方が「おめでとう、よかったね!!」と言ってくれて、安心しました。2週間ほどの間で免許が自宅に郵送されることになるようです。届くまで少し間がありますが、のんびり待ちたいと思います。

他にもブログなどで試験をまとめている方も多いですし、色々参考にして準備をしてもらうと良いかと思います。試験のみの受験もできますが、私個人の感想としては講習を受けておいて良かったかも、と思いました。ぜひ参考にしてください!!

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